Vol.3 QOLといす式階段昇降機との深い関係

QOLって何!?

QOLが高い夫婦

QOLとは"Quality Of Life"の略称で、ひとりひとりの人生および生活の質のことを指します。これは、物理的な豊かさや享受できるサービスの数量だけでなく、精神面を含めた生活全体の豊かさや満足度を踏まえて計られます。したがって、「自分(人間)らしい生活の実現」が重要視されるのです。

高齢者や障がい者の場合、「閉じこもり」の予防がQOLの向上につながります。閉じこもりとは、「1日のほとんどを家の中あるいはその周辺(庭先程度)で過ごし、日常の生活行動範囲がきわめて縮小した状態」と定義されており、次の3つの要因から成り立つとされています。

閉じこもりの説明図

この3つの要因が複雑に絡み合って、閉じこもりが発生・進行していくと考えられています。結果的に寝たきりなる確率も非常に高いです。

家庭内事故の原因のワースト1は「階段」

毎日何気なく昇り降りしている階段ですが、実は家庭内での事故が一番多く発生する場所でもあります。
国民生活センターの『医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故―高齢者編―』によると、2010年12月~2012年12月末までに発生した高齢者の家庭内事故516件のうち、きっかけの1位は「転落」30.4%(157件)、2位は「転倒」22.1%(114件)です。そして、その原因として最も多いのが「階段」で、「転落」のうちの43.3%(68件)、「転倒」のうちの15.8%(18件)を占めています。

階段での事故(491件)の内訳

また、階段での事故は重傷化しやすいという傾向があります。消費者庁が発表した「住宅階段での事故に関する調査分析」(平成24年4月3日事故情報分析タスクフォース全体会合資料)を見てみましょう。医療機関ネットワークで収集された5,082件の事故のうち、階段での事故は491件と最も多く、そのうち住宅階段での事故は215件と約4割を占めているそうです。一番被害を受けたのは12歳以下の子ども。子供の事故件数においても階段事故は346件と最多です。

では、高齢者はどうかというと、65歳以上の高齢者による事故は25件。意外と件数が少ない、と思われるかもしれません。しかし、下の表をご覧ください。

事故件数 入院3日以上の
事故件数
子ども(12歳以下) 166 1(0.6%)
高齢者(65歳以上) 25 4(16%)
13~64歳 24 2(8.3%)

また、階段の昇降時に介助を受けている場合、介助者を巻き込んで転倒してしまうケースも見られます。介助者のケガも、介助を受ける者の活動量が低下する一因です。

次回は、いす式階段昇降機の仕組みについてお伝えいたします。

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